アルバム・ジャケット

7曲目を作り終えてから一ヶ月が経ち、8曲目と9曲目を今同時進行で手掛けているのですが、どうやらスランプのようです。リフ、メロ、構成、基本的なベースラインはようやく固まってきてるけど、なかなか決まらない重要な箇所があり、もう少し時間を掛けてみようと思ってます。

前回のアルバムは月一曲をノルマに進めていたので、強引に推し進めた曲や、入れない方が良かった曲もあったんですが、今回は納得いくまで時間を掛けるつもりです。毎日仕事中、移動中、部屋の中、風呂の中、眠る寸前まで考えてるけど、思い浮かぶのはパッとしないアイデアばかり。アイデアに行き詰まった時は一度離れてみるのも有効な手なので、久し振りにゲームをしてみました。
『全く面白くない……』
ゲームってこんなつまらなかったっけ？昔はもっと楽しめたんだけど、ただただ時間がもったいなく感じる。

ここ数年、休日前の自分と休日後の自分が全く同じ状況だと異様に腹が立ちます。きっとそういう病気なんでしょう。曲でも写真でも知識でも、とにかく自分にとって価値のあるものなら何でも良いのだけど、一月前にはゼロや無だったものが着実に形になり、存在し、養われていく毎日に生きる意義を見出す事が出来るという錯覚の下で生きているのです。所詮人の観念は錯覚でしかないので、どんな手段で自分を誤魔化すかは人それぞれ。それぞれの哲学次第で黒く見えるものも白く変わります。そしてそれは本人には紛れも無い白となります。

何も変わらず、何も産まず、何も成長しない毎日だと、強迫観念が全力でショルダータックルしてきて吹っ飛ばされます。これは一体何なんだろう……死期が近いんだろうか。楽しいだけで何もないただの暇つぶしを、全く楽しいとは思えなくなってしまいました。

取り敢えず気分転換にアルバムジャケットの写真撮影をしました。意識したのはアートとしての写真。色、構図、ポーズの内、色味に腐心して、結局一番しっくりきたのが部屋着でいつも作務衣の上に羽織っているハッピでした。