アルバム制作状況3

3rdアルバムの進行状況ですが、試行錯誤の末ミックス~マスタリングの方向性も決まり、既に4曲が完成しています。残す所は後5曲+アコギのオーバーダブ。

自分らしいミックス/マスタリングと言うにはまだまだ物足りませんが、これが今の自分のベスト。少なくとも委託業者以上の出来には仕上がっています。業者では人の曲にここまでの情熱や手間は掛けられず、あるべき曲の完成形も共有出来ません。あくまで曲のコンセプトを正確に把握してるのは作った本人だけ。それを形に出来る技術が少しは身に付いてきた事を実感しています。まだまだ越えるべき壁は多いですが。

取り敢えずサンプルとして”Overcome”の最終マスターをアップします。ボーカルは現在のモニター環境で録り直し、ベースもフィルター系のペダルを通して録り直し、ギターもPAFクローンのテレキャスで一部録り直しています。

同じ曲でもミックスやマスタリングで聞こえ方や印象は大きく変化します。クラシックであれば指揮者が曲のテンポ、強弱、各楽器のバランスを一から細かく作り上げますが、ポピュラー音楽でそれを担うのはプロデューサーやエンジニア。主導権を握るのはミュージシャンとプロデューサーの力関係です。でも本来は全てをアーティスト本人が手掛けてこその表現作品。それが私の音楽の根幹です。だからもっと努力しなければなりません。

この”Overcome”の完成形を聴けば音楽に於いてアレンジが如何に重要か分かってもらえると思います。ポピュラー音楽ではメロディー=作曲という定義になってますが、メロとコードの作曲なら誰もが出来るもの。本来音楽は基盤となる楽曲を含めての作曲であるべきです。世のアレンジャーはもっと評価されて然るべきだと思います。自分の中ではメロディーを引き立てる役割の楽曲は「歌」。メロディーと対等に張り合って融合する楽曲が「音楽」です。私は「音楽」を聴いて感動し、これに人生を捧げたいと思いました。

今作ではループを取り入れた楽曲や、弦楽四重奏ベースのアリア、フルオーケストラをバックにしたギターソロ、カバーや歌ものもあり、ラストのB面メドレーと、聴き応えのある音楽を揃えています。どの曲もトラック数が多いので、特に低域に干渉する楽器の周波数はフィルターでカットして、リバーブにもフィルターを入れ、ドラム、ベースが聞こえやすくなるよう処理しています。

仕事中は耳に良くない環境にいるので、仕事の後に作業する場合は一旦寝ないと耳が(脳が)正常にリセットされません。そうすると夜眠れなくなるので負のスパイラルに陥ります。主要な箇所は休みに集中して作る事になるので、おそらく全ミックス/マスタリングが終了するのは11月末頃。完成までもう一踏ん張り。頑張れ、ラグビー日本代表!