空蝉(うつせみ)の唄 心は潰れて ゆく先もなく 侘しく日暮れて 返るものはない 思ひは挫(くじ)けて 生く術(すべ)もなく 浸(そぞ)ろに在(あ)り経(ふ)る 空蝉(うつせみ)の唄 玉の緒乱れて 結ぶものはなく 幽(かそ)けき風の音(と) 敢へ無き我が身を 息突(いきづ)き慨(うれた)み 哭(おら)ぶれども 掲げて負ひ持て 一念の火を 搔(か)き立ち降る雨に 朽ち果てても 正身(そうじみ)過ぎれば 愛しく和(な)ぐ 棚引きたゆたふ 去(いに)し日の夢 巡らふ季節は うら悲しい 作詞・作曲・編曲:相尾マサキ