The Wailing Bell

GWから”The House Of The Rising Sun”と同時進行で制作していた曲がようやく完成しました。

初のピアノ曲です。ジャンルはもうよく分かりません。色んな要素がゴチャ混ぜになったバラードです。

実力のあるシンガーは3~4種類の声質を使い分けて歌っていますが、私は8種類の声質を使い分け、声域も地声だけで4オクターブ以上出せます。音楽的に使えない声を含めれば10種類以上の声が出せます。

でもこの曲に限っては何度歌い直しても声がしっくりこず、最終的に今の形になるまで三度レコーディングをし直しました。

使う声で適切なキーも変わってしまうので、その都度楽曲のレコーディングもやり直し。

ピアノやチェロはMIDIなので音程を自在に変えれますが、ギター、ベース、ボーカルの三度目のレコーディングにはさすがにうんざりして、気持ちが乗るまで放置してました。

今は喉にポリープでも出来たのか、声がすぐ割れたりしゃがれたりするので、あまり綺麗な声は出せなくなりましたが、この曲ではそれを求められました。

ちなみに去年までギターはこのUSACG製のブラック・テレをメインで使ってましたが、


今年に入ってなぜかブラウンのテレキャスの音が異様に良くなり、ここ最近の3曲はこればかり使ってます。


やはりギターは生き物です。96年製のテレキャスなので今年で21歳。

レリック加工なので新品の時からボロボロだったけど、使い込む内に更にボロボロになり、2年前に木材を呼吸させる為思い切って塗装の三分の一を剥がしたので、今は半端なくボロボロになっています。

それゆえ乾燥した冬場は特に音が良くなるのかも知れません。

或いは伐採され、乾燥され、加工された木材たちがようやく、自分がギターである事を理解し始めたのかも知れません。ヴィンテージの音が良い理由としてそんな冗談を聞いた事があります。

※Aufheben (2024 Remaster) に差し替え

シェアする