五条川の夜桜 2018
今年の桜は開花が早く今が一番の見頃。
一昨日木曽川堤の桜並木の夕景を車で走った時、久々に心の底から桜が綺麗だと思えました。ただあの感動を写真に収めようとすると、やはり無理な気がします。
桜の撮影の難しさは去年思い知りました。人が撮ったものを見てもプロアマ問わず良いと思えるものはごく稀です。
よほどレンズと構図と条件にこだわって粘らないと桜は平凡な写真になりがち。撮影するとしたら朝日か夕陽を受けて色が変わった桜を、崖下などの低い所から狙った桜吹雪。
でも良いポイントを探し、合うレンズを探し、花粉の猛攻に耐えながら崖下でスタンバる気力がないので、今年は手っ取り早くライトアップされた桜で妥協しました。
という事で昨晩花粉の猛攻に耐えながら夜桜の撮影を敢行し、日中の暑さとは打って変わった夜の寒さに耐え切れずに帰って来ました。
15kmに渡って桜並木が続く五条川では毎年大口町と岩倉市がライトアップを実施しており、大口町役場近くの平和橋北のライトアップは時間の経過と共に色がグラデーションに変化します。
ある時期を境に自然の色彩の美しさに人工美はとても適わない事を実感してからは、ライトアップや夜景をさほど綺麗だと思えなくなりましたが、写真にすると不思議と実物より綺麗に見える。自然とは真逆です。
写真の中ではこれも十分幻想的で綺麗な世界。誤魔化しが利くので誰が撮っても良い写真になります。