Aufheben発注状況

レコードの制作状況ですが現在停滞中です。音源、デザイン、DL用コードは全部準備ができ、後は発注するだけの状態ですが、そこで立ち止まっています。

今回プレス盤レコードの制作に踏み切ったのは、CDよりレコードを作った方が音楽好きな人の耳に届く可能性を感じたからです。

でも結論を言えばレコードを作っても状況は何も変わらないでしょう。プレス後の流通を調べた結果そこに行き着きました。

ある程度知名度があれば店舗に在庫を置いてもらえ、プッシュもされますが、無名なら内容に関わらずそれは期待出来ません。無所属でやる限りそれらは全て自分で何とかすべき問題です。普通ならそこで重要になるのがライブやMVです。

ライブをやるにはバンドが必要であり、水準以上の腕もセンスも必要です。そして能力の高い集合体であればエゴも付いてまわります。全員の個性を凝縮したバンド・サウンドが演りたいならそうすべきだし、出来上がった曲が良ければ大抵の事は我慢も出来ます。

でもそうでない音楽を追求し始めたらバンドはもう必要なくなり、それと引き換えにライブも出来なくなる。今の自分の音楽に他人のエゴが入る余地はなく、目的もライブより曲作り最優先です。

MVに関して言えばリリックビデオなら作る必要性を感じていますが、それも今すぐという訳にはいきません。全部自分で作らねばならないので。

取り敢えず今年は3rdアルバムの処遇を決めた後、今まで作った1st、2ndの音源を96kHz/24bitに変換してリミックス・リマスターをする予定です。1トラックずつハイレゾ規格に変換し直すので時間は掛かりますが、音質は向上する筈です。

特に1stの音は今ではとても聴いてられないほど酷いので、一部リレコーディングや曲の差し替えも含め検討しています。

1stと2ndは現在DL配信をストップしていますが、リマスターが完成したら再び配信を開始します。ただリマスターは配信のみの予定です。

1stも2ndもCDの在庫が大量に余っています。タンスの上を埋め尽くさんばかりのダンボールの山です。地震が起きたら私は自分のCDに殺されるでしょう。これがなくならない限りメディアものの再リリースはあり得ません。そしてなくなる事もあり得ません。

今までのCDの価格はロットを多くする事で足が出ない程度に安く出来ましたが、メディアものの目的は形のある音楽の流通。売れればインディー・チャートに反映されます。その為に重要なものでした。

最終目標はDL販売で細々ながらも音楽で生活出来るようになる事でした。が、それももう先が見えてしまいました。自分の人生にきっとそんな未来はないでしょう。取り敢えず今年はリマスター作業に勤しみます。苦しい2020年の始まりです。

シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントする