愛知県は独自の緊急事態宣言?

これまで当たり前だった事が当たり前ではなくなる危機に瀕しています。これまでの世界のバランスは極めて不安定で不完全なシステムでしたが、少なくとも我々はその恩恵を受けて自由で平和で便利な世界に生きる事が出来ていました。

この世界を生きる上で欠かせなかったあらゆるエンタメは、緊迫した状況下ではその価値を失くします。エンタメに限らず個人の人権も、男女の平等も、世の中が平和であればこそ成り立っていたものです。

多くの人が真剣になれているものや、必死に思えるもの、夢中になれるものは決してあって当たり前のものではありません。

好きな時に好きなものが食べられる幸せも、好きな事が言える自由も、好きな事が出来る自由も当たり前の事ではありません。全てのモノの価値は時価。その価値が今壊れかけています。

世界中で今まで通りではいられなくなる事が今度は当たり前になるのかも知れません。そういう瞬間に私たちは今立ち会っているのでしょう。

正直私は5月の連休までには、日本が今のイタリアやスペイン、フランス、アメリカのNYのような状況になっていると思っていました。でも幸運にも日本はまだそこまでの状況には至っていません。

欧米のメディアは日本政府の対応の遅さや、人々の危機感のなさを批判していますが、元々は欧米の人々が当初は全く危機感を持たずに皆が自分勝手な振る舞いをした結果感染が拡大し、事の重大さに気づいた時にはもう手遅れだったというのが正しい見方でしょう。

その間日本人は漠然とした危機感を抱えつつ、欧米のような身勝手な振る舞いを控える人が多かった。マスクの着用や手洗い、うがい、アルコール除菌を皆が徹底していました。規律や秩序を重んじる日本人の気質が急速な感染の拡大を防いでいた一因だと思います。

4月11日現在、3タイプあるとされているコロナウイルスの中で日本で蔓延しているものが欧米のものよりは感染力が弱いという可能性もあります。その状況の中で日本政府は可能な限り経済を悪化させないよう何とか状況をコントロールしようと足掻いている。そんな印象です。

それでも日本人の中にも当然ながら身勝手な人間は沢山います。若者に限らず中年から年寄りまで幅広く存在します。この状況に未だ危機感を感じず、遊びや飲みを控えようとせず、自分は大丈夫と思い込んでる連中が沢山います。

そういう連中が不自由に変化した日常を今まで通り過ごそうとすればするほど、日常はこの国から遠ざかっていきます。本人だけが感染するなら自業自得で済む話ですが、自分が保菌者になれば統計で平均1.7人が二次感染します。終息どころかピークはまだまだ先。今は全員が我慢すべき時でしょう。

既に倒産や離職で大変な思いをしてる人や、その危機を感じて不安な毎日を過ごしている人も沢山いるでしょう。たかが遊びや飲みや不要の外出を我慢する事などは過去の人類が経験してきた本当の地獄に比べれば取るに足らない不自由でしかありません。

今は日本は死者数を抑えられ、緊急事態宣言で都市部では感染者の隔離所も確保出来るようになりましたが、今後更に感染が増加すれば都市部の医療崩壊は現実に起こってきます。コロナ患者以外の死亡者や医療ミスも増加します。都市部からの疎開者が増えれば地方の感染者も増加します。

今まで身勝手だった人たち全員が意識を変えない限り乗り切る事は難しいでしょう。世界経済がどん底に陥ればそれが大きな争いの種になります。落ち込んだ景気を一気に回復させる最も有効な手段は戦争だからです。

人の歴史はそれを繰り返しています。それに日本が巻き込まれる可能性もあります。今後10年は予断を許さない状況が続くかも知れません。

後どうでも良い事ですが、発売が遅れている3rdアルバムの12インチアナログ盤ですが実はもう完成しています。在庫が既に家にあります。しかし小ロットの上このような時期なので流通業者探しに難航しています。依然発売未定です。

シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントする