Aufheben (2024 Remaster)

3rd Album “Aufheben”の最終リミックス・リマスターが完成しました。
当初は1stアルバムのリマスターを優先して進めていましたが、一番大変な全トラックのコンバートが終わったタイミングで、TuneCoreに委託している3rdアルバムの配信が1月19日で切れる事に気づきました。
当然リマスター予定の音源に更新料は払わないので、配信終了と入れ替わりで3rdのリマスターが間に合うように急遽3rdアルバムを優先して仕上げる事になりました。
1stアルバムのコンバートが終わったと思ったら続けざまに3rdのコンバート……。
1トラックづつ音を作りながらマイクプリとコンプの返しを録音し、音量を調整して聴き返し、気になれば再調整。それをアルバム2枚分300トラック以上。
さすがに気が滅入る作業なので気分転換や息抜きをしながら地道にコンバート・マラソンをしていました。
でもコンバート済みの音を混ぜて聴いた時は興奮で眠気が吹っ飛びました。報われた瞬間です。
1stも3rdもメインのリバーブにはUAD-2のEMT140を使用していました。これを今のメインのOcean Way Studiosに変更。これだけで音の馴染みがより自然になり違和感を感じなくなくなります。
名作揃いのUADシリーズの中で、Ocean Way Studiosのリバーブは個人的に最も優れたプラグインだと思います。最も重いプラグインでもありますが。
実機とプラグインとの併用で自分の音が作れるようになってからは、もう新しいプラグインを買うつもりはなかったんですが、今回UADの年末セールでMaag EQ4を買いました。
本当はこれの実機が欲しかったんですが、長い事在庫切れの状態が続いているので、半額以下になる年末セールでプラグインを試しに買ってみました。
このEQの特徴は2.5k~40kHzの高音域にエアー感を付加出来る所です。私は20kHzにエアーゲインを加えてボーカルに使いました。声がより生っぽくブライトになります。多分実機はもっと良いんでしょう。
これで残すは1stのリミックス・リマスターのみ。1stの配信は4月26日に更新が切れますが、一番大変なコンバートの作業はもう終わって後はミックスするだけなので完成は早いでしょう。早速明日から取り掛かります。