2024年

2023年もあと半月で終わりです。新型コロナのパンデミックが起きたのが3年前。その影響で10年は余談を許さない状況が続くと思っていましたが、どんな知識やテクノロジーを手に入れても、結局人類は同じ歴史を繰り返すのかも知れません。

ロシアとウクライナ。イスラエルとパレスチナ。80年前のホロコーストの被害者が今は加害者としてパレスチナをジェノサイドしている。ずっとそれを支援する立場だったアメリカも、近年ではイスラエルの支持に疑問を感じる人が増えているようです。

気になるのは最近のメディアがやけに『ユダヤ人=ユダヤ教の人々』と定義づけてる事。以前このブログで聖書に記される古代ユダヤ人と現在のユダヤ人は血の繋がりのない別民族という事をちらっと書いた記憶がありますが(確か)、現在の定義ではユダヤ人はもう民族の呼称ではなくなっているのでしょうか。

だとしたら本来約束の地とは無関係のユダヤ教信者たちが勝手にシオニズムを起こし、アメリカの支援を受けてパレスチナの土地を奪い、元の住人をパレスチナ自治区に閉じ込め、ライフラインの供給をコントロールしている現状に何ら正当性はなくなります。そこは元々彼らの土地ではなかったのだから。でもホロコーストの被害者だったユダヤ人のイスラエル建国を世界は不文律にした。そしてイスラエルはかつてのナチスと同じ事をパレスチナに行い、イランから支援を受けたハマスがイスラエルの音楽祭の観客を無差別に惨殺し、その報復にイスラエルはパレスチナへのジェノサイドを始めた。

現状まだ動いてないのは中国。でも台湾有事は水面下で着実に進んでいるでしょう。それが起こった時日本が親交の深い台湾を支援するのか、見殺しにするのか。現在の日本とアメリカの友好関係の裏には戦後の政治家たちがアメリカの内政干渉の言いなりになってきた背景があります。そのアメリカはきっと日本に支援を要請するでしょう。そうなれば日本も戦場になる可能性があります。その時首相は自衛隊を動かす決断が下せるのか。公より私を重んじ歴史に汚名を残すばかりの現代の政治家連中に腹がくくれるのか。

中国共産党の青写真にある台湾有事に日本への侵攻・侵略まで含まれてる事はさすがにないでしょうが、その気になれば今の日本ほど楽に落とせる国もないでしょう。この国には中国や北朝鮮の工作員も多数潜伏し、通常なら当たり前の国防が当たり前に出来ず、戦略的不利で後手に回るしかない。侵攻やテロに対しウクライナのように国民が武器を取って戦う事も出来ません。80年前とは何もかもが違います。日本は戦略的にそういう国にされたのだから。そういう国にした張本人のアメリカはその時本当に日本を助けてくれるのか。半々でしょう。所詮は他国のアジア人。最優先するのはあくまでアメリカの国益で、ある程度日本は犠牲になってもやむ無しとした戦略を取るでしょう。

私は当初ウクライナがロシアに屈したら次は中国が台湾に侵攻すると思っていましたが、ウクライナが世界各国から支援を受け2年弱もの間徹底抗戦しています。中国はこの状況を自国に置き換え注視している筈です。ハマスがこのタイミングで動いたのはサウジとイスラエルの関係強化を防ぐ為とも、長年のガザでの不遇に耐えかねてとも言われていますが、イランとも繋がるロシアや中国側の関与は本当になかったのかと勘ぐってしまいます。ウクライナへの軍事支援でアメリカの弾薬在庫も不足している今、日本がいつ戦争に巻き込まれてもおかしくない状況です。2024年はそういう年になるかも知れません。

Masaki Aio

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