ソーダストリーム
買ってしまった、炭酸水メーカー。
ここ数年飲み物といえば水かお茶かコーヒーばかりになりましたが、時々無性に炭酸を飲みたくなる時があり、そんな時はどれだけ水を飲んでも物足りません。それで半年ほど前から炭酸水をよく飲むようになりました。
本当はビールが飲めればいいんだけど、酒はカシスオレンジ以外受け付けない体です。コップ一杯のビールで頭痛がし、体中に謎の湿疹が出来、呑むほどに苦痛と不快感が増していきます。
酒が飲めないと人との交流で損する事が多いので無理をした時期もありましたが、やはり体質に合わないのでとうの昔に無理をする事はやめました。
今では水の代わりに炭酸水ばかり飲むようになり、箱買いをしても二週間と持たないのでペットボトルや空箱が溜まる一方。
職場の同僚とその話をしていた時に炭酸水メーカーを勧められたんですが、その時は乗り気になれませんでした。以前パンにハマっていた時にホームベーカリーを買って失敗した経験があったので。
でも家に帰ってからふと気になって調べてみると、自分で炭酸水を作った方がより経済的である事が分かりました。ペットボトルなどのゴミもなくなります。
考えてる内に炭酸水への情熱がスパークして衝動的に買ってました。コーヒーミルに続く2ヶ月連続の音楽以外の出費ですが、今後も炭酸水を飲み続けるなら早い決断がベスト。
炭酸水には血管を拡張し、血流を良くして新陳代謝を促進する効果や、筋肉に溜まった乳酸を体外に排出して疲労回復する働きがあるようで、最近ではスポーツチームや個人のアスリートで飲んでる人が多いようです。
実際の効果の程は不明で眉唾ものですが、自宅で手軽に炭酸水が作れる炭酸水メーカーは今そこそこ人気があるようで、国内や海外で色んな製品が発売されています。
中国製の炭酸水メーカーは例に漏れず爆発する事例があるようで(というか中国製で爆発しないものがあるのか)当初から除外してましたが、結局炭酸水メーカーではかなりメジャーなソーダストリーム社のSource Deluxeを買いました。
炭酸ガスシリンダーは国産メーカーに多い一回分(1000ml)使い切りでなく、60L分あるので任意に炭酸の強弱が調整でき、交換用ガスシリンダーも近くの店で手軽に手に入ります。
使い方は簡単で専用のボトルに水を入れて冷やしておき、本体にそのボトルをセットしてブロックを押せば炭酸が注入されます。
Source Deluxeはブロックを押す毎に三段階のランプが一つづつ点灯して炭酸の強弱が視認でき、ボトルの抜き差しも回さずにワンタッチで行えます。ブロックを上げるとガス抜きされボトルが抜けるようになります。
ただこの製品を作るソーダストリーム社、イスラエルの会社なんですが、国際法で違法となるパレスチナ被占領地の入植地内工場で製品を生産し、パレスチナ人を最低賃金以下で労働させていた事から(今は改善されたようですが)、パレスチナ支援団体による不買運動が現在も続いているようです。
購入後にソーダストリーム社を調べていた時それらの事実を知りました。といって今更返品する事も出来ませんが。
パレスチナ支援団体は当然イスラエルに対する強硬姿勢を崩しませんが、中東の軍事バランスはイスラエルの支援国が実質コントロールしています。誰がどの立場でものを語るかで意見は分かれます。
しかし約束の地が本当にパレスチナなのかは考古学的に一切証明されておらず、カマール・サリービー氏が『聖書アラビア起源説』で唱えたように、旧約聖書の舞台が本当はパレスチナでなく、アシール地方(サウジアラビアとイエメンの国境付近)の歴史であったならシオニズムの正当性は崩れます。
またアーサー・ケストラー氏が自身の著作で指摘したように、現在のアシュケナージ系ユダヤ人の正体が本当にハザール人であるなら、ユダヤ人は中世の頃から民族詐称をしていた事になります。
しかし事の真偽に関わらず、パレスチナは紛争と現状維持を繰り返すんでしょう。日本人の私たちにとってはどうしても身近に感じられない話題であり、自分の日常に関わりが薄いほど、やがて無関心になってしまうのが人の性。
政治的な話を抜きにすれば、ソーダストリーム(Source Deluxe)の商品としての評価は非常に満足のいくものなんですが。
※10/16追記
ランプを目印に炭酸ガスを注入するとガス・カートリッジがすぐになくなる仕様になっています。炭酸ガスの噴射を目視で確認し、炭酸の強弱を調節するのがベストです。
ノズルの先端にドライアイスが詰まる事がよくあるので、その際はすぐに注入を止め、一度ガス抜きするか、ボトルをセットし直す事でガスの噴射が復活します。
ノズルが詰まったままガスを注入しても炭酸ガスは水に溶けず、ガスが無駄になくなるだけです。