Universal Audio UAD-2導入

先月末にPro Toolsをアップグレードして、全プラグインを最新版のaax仕様にアップデートしました。それもこれも全てはUniversal AudioのUAD-2を導入する為。そして先日遂にUAD-2をインストールして、評判のプラグインを試してみました。『凄い』の一言です。

今までWavesのプラグインをメインに使っていたけど、これを知ったらもうWavesには戻れない。とはいえ自分の買ったUAD-2 QUAD CUSTOMでは動かせるプラグインに限りがあるので、重要な所はUAD-2、それ以外はWavesと併用して使うしかありません。もしくはトラックやセクションごとにバウンスするとか。

UAD-2は登録後14日間は全てのプラグインがお試し期間で使えるので、この期間内に12曲分のベースとドラムの本ミックスを完成させねばなりません。ベース・ドラムの音作りは特に重要なのでプラグインどれでも使い放題は非常に助かります。

この週末は三連休だったので連日色んなプラグインを試しつつ、ベースとドラムのミックスをしていました。食事を作る手間を省く為、金曜にカレーを作り、この三日間カレー以外は口にせず。でも本当に美味いものは連日食べても問題なし。今回は特に絶妙な後付けスパイスの調合具合でした。

UAD-2 QUAD CUSTOMはAnalog Classics Plusの8種類のプラグインに加え、任意のプラグインを3つインストール出来ます。けどそれ以外にもHelios Type69 EQの無料クーポンや、$50と$25の値引きクーポンもありました。このHelios Type69は相当使えるEQで、ベースのEQはほぼこれを使用しました。

評判の1176やLA-2Aのコンプ、Neve1073のプリアンプEQはこっちを使うとWaves製が霞みます。質感が別物です。Wavesのプラグインもかなり良いのだけれど、UAD-2で作ったドラムのミックスとWavesで作ったミックスを聴き比べたら出来が余りに違いすぎました。他にもAPI Channel StripやUA 610-BのEQも凄く良いし、UAD-2はリバーブも良いもの揃いです。まあかなり重いですが。

ベースアンプのシュミレーターもかなり良いです。ベースの音はプリアンプを通さずラインで録っていたので、ラフミックスの段階では音を作り込めず、抜けも悪くて楽曲に埋まってたんですが、AmpegのSVT-VRやSVT-3 PROを使って劇的に生まれ変わりました。完成したドラム・ベースにラフミックスを混ぜると意図していたアンサンブルがしっかり聴こえ、グルーヴ感が増しました。

現時点で12曲分のベースと4曲分のドラムが完成してバウンス済みですが、ラフミックスとは音が明らかに違います。出来上がりが今から楽しみです。取り敢えず3つのプラグインを何にするかはほぼ決まったので、それ以外の必要なものを少しづつ集めていくつもりです。

唯一の難点は同時使用出来るプラグインに限りがある事。ドラムがAUXトラック合わせて全10トラックほどあり、これにUAD-2のプラグインばかりを挿したら、ドラムだけでDSPカードのメモリが90%を超えました。PCIスロットの空きはまだあるので、来年あたりもう一枚買う事になるかも知れません。

Masaki Aio

シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントする